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     クラミジアとは

クラミジアは性行為によって感染する病気で、16歳から25歳の若い世代に多い性病と言われています。
厚生労働省で行ったクラミジアの検査データによると、4年前から一昨年までで約2倍の約43000人に増えています。
さらに、クラミジアに感染している人は、HIVに感染しやすく、クラミジアに感染していない人と比べると、約3.4倍もHIVに感染しやすくなります。
クラミジアに感染している人と、していない人では同じ行為をしても、感染する可能性が、随分と高くなります。

     クラミジアの特徴

クラミジアは感染しても、女性の約80%、男性の約50%は何も症状がなく、感染を自覚しにくい病気です。
症状が出る場合は、性交渉後1〜3週間で表れ、陰部から唾液のような液が出てきます。
男性は排尿時に痛みを伴う尿道炎になります。
女性はおりものが増えたり臭いや色が変わります。
菌が消えないと、パートナーへ感染を広げるばかりか、重症になることがあります。

     クラミジアは重症になると大変なことになる

女性は、何年も妊娠できない「不妊症」や「腹膜炎」になります。
また、感染したまま妊娠すると、母子感染をおこし、早産や流産をしたり、新生児が結膜炎や肺炎になることがあります。
母親も、出産後に熱が38度をこえて持続する「産褥熱」で悩まされることがあります。
男性は体の中に菌が入って睾丸が腫れる「副睾丸炎」 や前立腺が炎症を起こす「慢性前立腺炎」等になります。

     クラミジアの感染経路

クラミジアは性行為やその類似の行為(オーラルセックスなど)によって感染します。
男性の尿道、女性の子宮頚管、咽頭(のど)に感染します。
見落とされ易いのは、オーラルセックスの際に咽頭にクラミジアが感染しているケースです。
例えば、子宮頚管の検査でクラミジアがいなくても、咽頭に感染している場合があります。
その状態でオーラルセックスをすると咽頭から尿道に感染することもあります。
クラミジア自体は、それほど強い菌ではないので、便座や風呂などで感染する心配はありません。

     クラミジアの症状 (男性)

淋菌感染症による尿道炎ほど排尿痛はひどくなく、自覚症状がない人も少なくありません。
軽い尿道掻痒感や不快感を感じる人もいます。
尿道をおなか側から外尿道口に向けて圧迫することで粘液性の分泌物を確認できる場合もあります。
分泌物を確認する際には排尿後をさけ、できれば朝、排尿前などに尿道に溜まった分泌物を調べるのが望ましいでしょう。
検査を受ける際にも同様に朝、採取するほうがクラミジアの数も多く、より正確な結果を得ることが出来ます。

【症状のまとめ】

尿道からの膿、軽い排尿痛、尿道の痒みや不快感、精巣上体の腫れ、軽い発熱、射精時の痛み。無症状も多い。


     クラミジアの症状 (女性)

子宮頚管炎は症状が少なく、感染を自覚することはあまりありません。
オリモノが少し増えるといった症状を訴える人がいる程度です。
しかし、次第に子宮内膜炎→卵管炎→腹腔内感染にまで進むと激しい症状を訴える場合もあります。
子宮付属器炎や骨盤腹膜炎になると下腹部の痛みや性交痛などを感じるようになります。
クラミジアが腹腔内に広がっていき、さらに上腹部にまで達すると肝臓などの臓器にまで炎症が発症していきます。
そうなると、非常に激しい腹痛を訴えて、救急車で運ばれることになってしまいます。
それだけではなく、卵管の炎症から卵管周囲癒着などを起こして、卵管性不妊症の原因になったり、子宮外妊娠の原因にもなります。


【症状のまとめ】

オリモノの増加や不正出血、性交時の痛み、下腹部の痛み。 無症状も多い。


     咽頭クラミジアの症状

クラミジアが咽頭に感染すると、咽頭の腫れや痛み、発熱といった症状が出ますが、症状が出ない場合が多いです。
特に、女性は無症状が多いです。
女性の性器にクラミジアが検出される場合は、無症状であっても10〜20%は、咽頭からもクラミジアが検出されているという報告があります。
慢性の扁桃炎や咽頭炎で、セフェム系抗菌薬に反応しない場合は、クラミジア感染が存在している可能性があります。
咽頭に感染したものは、性器感染に比べて、治療に時間がかかります。


【症状のまとめ】

咽頭の腫れや痛み、発熱。 無症状が多く、特に女性は無症状が多い。


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