| 成人T細胞白血病リンパ腫は、多彩な症状、臨床経過をとることが知られていますが、一般に次の5つの病型に分類されます。 |
|
「急性型」「リンパ腫型」「慢性型」「くすぶり型」「急性転化型」
|
|
「急性型」
血液中に花びらの形をした異常なリンパ球が出現し、急速に増えていくものです。
リンパ節の腫れや、皮疹、肝臓・脾臓の腫大を伴うことも多くみられます。
消化管や肺に異常リンパ球が浸潤する場合もあります。
感染症や血液中のカルシウム値の上昇がみられることもあり、抗がん剤による早急な治療を必要とします。
|
|
「リンパ腫型」
悪性化したリンパ球が主にリンパ節で増殖し、血液中の異常細胞はあまり多くない型です。
急性型と同様に急速に症状が出現するために、早急に抗がん剤による治療を開始する必要があります。
|
|
「慢性型」
血液中の白血球数が増加し、多数の異常リンパ球が出現していますが、その増殖は早くなく、症状をほとんど伴いません。
無治療で経過を観察することが一般的に行われています。
|
|
「くすぶり型」
白血球数は正常ですが、血液中には確実に異常リンパ球の存在する型です。
場合によっては皮疹を認める場合がありますが、多くの場合、症状をあまり伴いません。
無治療で長期間変わらず経過する例が多いため、多くの場合、数カ月に1回程度の外来受診で経過観察が行われます。
|
|
「急性転化型」
慢性型やくすぶり型から、急性型やリンパ腫型へ病状が進む場合を急性転化型と呼ぶ場合があります。
この場合には、急性型やリンパ腫型と同様に、早急に治療を開始する必要があります。
この他、リンパ腫型から急性型へ変化することもしばしば経験されます。
|